瓦屋根~漆喰の役割について~
- 2019.10.20
日本家屋の屋根素材は、さまざまな種類があります。
なかでも瓦が多く使われてきた理由としては、
その厚みを活かした点にあります。
断熱性・遮音性に優れているほか、
気温が低いときには熱を外部に逃がしにくい保温機能や、
湿度を調整する機能もあり、日本の気候風土と調和した屋根材であるといえます。
最近では、超軽量のものや、防災瓦、
太陽光発電システムの効率をアップさせる高反射瓦など、
さまざまな機能を持つ瓦が、メーカーからラインナップされています。
また、瓦の特性をさらに引き立たせるのが漆喰です。
瓦と下地のあいだに施されている漆喰は、
接着剤としての役割をもつほかに、湿気を調整する役目もあり、
直接的には見えない部分ですが、
家の保護に重要な役割を持っているのは、漆喰も同じです。
しかし、時間が経過するにつれて漆喰はポロポロとした質感に変化していきますので、
そのままにしておくと崩れて形状を保たなくなります。
新しく入れ替えたり、部分的に新しい漆喰を詰めなおしたりして、
補修工事を行うことをお勧めいたしております。
漆喰の耐久性は、目安として15年前後で効果が落ちるとされています。
屋根の定期的な点検や、補修工事に関するお問い合わせは
こちらからお気軽にどうぞ。