樋の構成を解説します
- 2019.06.20
雨どいは、あまり目立たない建築部材ですので、
普段なかなか意識することもないかもしれません。
しかし、家が傷みにくく、状態よく保つためには欠かせないものですので、
今回はそんな雨どいはどのような構成になっているのかをお話していきます。
樋は、雨が降った時に屋根を流れる雨水を集めて、地上や下水に流していくための
装置です。
雨どいがないと、屋根から落ちた雨水が軒下で水がたまったり、
その水たまりが跳ね返り、外壁を汚してしまったりして、
家の状態を悪くしてしまう恐れがあるのです。
このように、雨どいは、家の耐久性を保ち、湿気を減らすことで
快適性を高め、庭木や外壁を保護して外観を保つ役割を担っています。
次に樋のパーツ構成をご紹介しましょう。
① 軒樋・・・・軒下に設置し、屋根から流れてくる雨水を集める
② 樋集水器・・軒樋で集められた雨水を集めて竪樋におろすための桝
③ 止まり・・・軒樋で流れてくる雨水を止める役割
④ 竪樋・・・・集められた雨水を下におろす
軒樋や竪樋の形状には、①半円状のもの(溝型)、②管状のもの、③くさり状のもの
といったいくつかの種類があり、外観に合わせて選ぶことができます。